自己紹介

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在米ジャーナリスト。オレンジ・カウンティ・レジスター紙で地域行政や調査報道を担当。アメリカで数少ない日本育ちの報道記者として、他にも現地の司法や経済、スポーツなど幅広く取材。カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞、オレンジカウンティ記者団協会の調査報道賞などを受賞。ジャーナリズムコンテストの審査員を務め、アメリカの大学生や高校生にライティングやジャーナリズムの指導も行う。

2010年2月22日

そう甘くはない

報道で働き始めて二週間。ようやく仕事の内容や裁判所の様子が分かってきたので、若干ながら取材の緊張も安らいできた。その一方で、自分に求められている仕事の重責を感じ始めるようになってきた。

自分は一般ニュースの報道については素人で、これまで裁判制度について何の興味や知識もなかったと編集長のドンに説明したからと、たかをくくっていたのが甘かった。新人だからといって、特別扱いはされない。新聞が生き残りをかけて苦闘している中、ボクに研修や猶予期間を与える時間やお金などあるはずない。経験したことが無い、大学で勉強したことがないなどという言い訳が通用するほど甘ったれた世界じゃないのだと、やっと気付いた。

単に法廷に行って、命じられた裁判を取材するのがボクの役目ではない。裁判所で目にしたことや聞いたこと、インターネットや新聞、専門誌で取り上げられた情報をもとに、自ら記事のアイデアを掘り出さなくてはならない。陪審員に召集されることがどれだけ生活の負担になるのか、不況の影響は刑事裁判や離婚裁判にどんな影響を及ぼしているのかなど、ネタとなる疑問を常に考え出していく必要がある。

裁判所では常に大事件が起こっているわけじゃない。だから待っているだけでは、ノルマである一日に二つの記事を書くことは到底無理な話。

他の記者よりずっと未熟だからこそ、早く結果を出さなくてはならない。

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