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在米ジャーナリスト。オレンジ・カウンティ・レジスター紙で地域行政や調査報道を担当。アメリカで数少ない日本育ちの報道記者として、他にも現地の司法や経済、スポーツなど幅広く取材。住宅バブル崩壊が南カリフォルニアに与えた影響を調査したシリーズ記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。

2010年3月19日

麻薬には手を出さないように

毎日のように殺人や強盗裁判を取材していて気づいたことがある。

こうした事件のほとんどが麻薬絡みだということ。

小学校のすぐ側で、男女二人が銃撃されて死亡するという事件があった。法廷での証言を聞いていて、二人が麻薬の売人であったことが判明。被害者と一緒に車に乗っていた友人たちが、申し上げにくそうに、麻薬の売買を目的に容疑者に接触したと説明した。

また強盗に入られた家の持ち主が、家の中で犯人と銃の撃ち合いになって、自身も負傷したものの犯人の一人を射殺して残りを追い払ったという、武勇伝のような事件があった。ところが警察の法廷での証言を聞いていたら、どうやら被害者男性は麻薬の売人とのこと。容疑者たちは麻薬を奪うのが目的だったらしい。

今日は強盗に押し入られたという家族の証言を取材。銃を持った男性二人組みが突然ドアを破って家に進入し、20代の女性は子供が目の前にいるところで頭を強打され血まみれになり、彼女のボーイフレンドは銃で腹を打たれた。離れにいた子供の祖母は、恐怖で震えながらも警察に連絡した様子を語った。でも結局は麻薬がらみで、売人だった母親の元夫がギャンググループともめていたらしい。

凶悪犯罪が急増しているビクタービルだが、ほとんどの事件はギャングや麻薬関連であるため、普通に暮らしていれば被害に遭うことはまれだ。

それにしても麻薬ディーラーというのは割に合わない商売である。常に逮捕のリスクが伴うのはもちろんのこと、下っ端なら収入は最低賃金にも満たない。それに加えて殺人での死亡率がずばぬけて高いとくれば、とてもやってられたものじゃない。

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