自己紹介

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在米ジャーナリスト。オレンジ・カウンティ・レジスター紙で地域行政や調査報道を担当。アメリカで数少ない日本育ちの報道記者として、他にも現地の司法や経済、スポーツなど幅広く取材。住宅バブル崩壊が南カリフォルニアに与えた影響を調査したシリーズ記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。

2010年11月21日

報道の自由とプライバシー

17歳の教え子と性的関係を持ったと疑われる、高校教師の裁判を追っている。

そうでなくとも未成年者への性犯罪には厳しいアメリカ。教師である被告人への風当たりは厳しい。「魔女の条件」がアメリカで放映されたら、大衆にどう受け止められるのか気になる。

カリフォルニア州では、裁判長の許可さえとれば、公判の様子をカメラやビデオで撮影して報道することができる。有名なO.J. シンプソン裁判は、全米中継されて高視聴率を記録した。

うちの新聞も大きな事件になると、写真やビデオを載せる。日本では被告人の人権や被害者のプライバシーを考慮して、法廷内の撮影は許可されないが、アメリカでは国民に開かれた裁判を行うため、報道の自由が認められている。

今回の事件では、被告人が一度は有罪を認めたが、刑宣告が行われる直前にそれを撤回しようとする動きに出た。顔写真が公開されてしまえば、彼はずっと性犯罪者として見られることになる。特にビクタービルは小さな町。まだ有罪の確定していない市民の写真を載せることに、正直迷いがあった。

ジャーナリストの役割というものを、日々考えさせられる。




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