自己紹介

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在米ジャーナリスト。オレンジ・カウンティ・レジスター紙で地域行政や調査報道を担当。アメリカで数少ない日本育ちの報道記者として、他にも現地の司法や経済、スポーツなど幅広く取材。住宅バブル崩壊が南カリフォルニアに与えた影響を調査したシリーズ記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。

2010年11月26日

アメリカのよいとこ

11月の第四木曜、つまり今日はアメリカの感謝祭。アメリカ人にとっては、親戚や家族で集まって食事会をする、大切な家族行事である。

こっちに家族がいないボクには、ちょっと寂しい日でもあるが、毎年のように友人たちが食事会に招いてくる。今年は報道部の同僚ブルックが、ボーイフレンドの実家で行われる食事会に誘ってくれた。

ブルックと彼女のボーイフレンド以外は、みんな初対面。それなのに、ボクはずかずかと家にあがりこんで、お酒や七面鳥をはじめとする感謝祭料理をたらふく食い、ソファーに座ってフットボールを観戦した。家族がみんな、違和感を感じさせることなく、ボクを受け入れてくれた。日本では考えにくい光景である。


家族のもとに帰れないともだちを、自分の家族の食事会に招待する心の温かさと、遠慮のない人間関係。少なくともボクにとっては、アメリカという国の魅力である。

明日は、朝三時からブラックフライデーの取材。凍えるような寒さに負けず、テントをはって特価商品を狙う人々に、突撃インタビューをする。

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2010年11月25日

どうしても目がいってしまう

NHKのニュースフィードを読んでると、どうしても裁判関係の記事に目がいってしまう。司法担当になるまでは、こんなこと絶対にありえなかった。以前なら、人の不幸をこと細かく知って、何が面白いんだと言ってたに違いない。

裁判員制度が導入されてから、裁判関連の記事が多くなったように感じるのは気のせいだろうか。

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2010年11月21日

報道の自由とプライバシー

17歳の教え子と性的関係を持ったと疑われる、高校教師の裁判を追っている。

そうでなくとも未成年者への性犯罪には厳しいアメリカ。教師である被告人への風当たりは厳しい。「魔女の条件」がアメリカで放映されたら、大衆にどう受け止められるのか気になる。

カリフォルニア州では、裁判長の許可さえとれば、公判の様子をカメラやビデオで撮影して報道することができる。有名なO.J. シンプソン裁判は、全米中継されて高視聴率を記録した。

うちの新聞も大きな事件になると、写真やビデオを載せる。日本では被告人の人権や被害者のプライバシーを考慮して、法廷内の撮影は許可されないが、アメリカでは国民に開かれた裁判を行うため、報道の自由が認められている。

今回の事件では、被告人が一度は有罪を認めたが、刑宣告が行われる直前にそれを撤回しようとする動きに出た。顔写真が公開されてしまえば、彼はずっと性犯罪者として見られることになる。特にビクタービルは小さな町。まだ有罪の確定していない市民の写真を載せることに、正直迷いがあった。

ジャーナリストの役割というものを、日々考えさせられる。




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2010年11月16日

タダで手に入る最高の英語学習教材

よく英語の学習にお勧めの教材は何かと聞かれる。

インターネットに情報がありふれている時代。日本にいても、無料で質の高い英語に触れられるようになった。特にアメリカのメディアは、日本に比べると、寛容に情報を配信しているので、ありがたいことこの上ない。

CNNニューヨークタイムズウォール・ストリート・ジャーナルのような大手メディアは、英語上級者の間で好まれているようだが、NPRという存在を知っている日本人は意外と少ない。

NPRとは、全米公共ラジオ局のことで、アメリカの知識層から絶大な支持を得ている。Fox Newsをはじめとするケーブルニュース局が、センセーショナルな報道に傾倒する一方、NPRは問題の本質を理解することに重点を置いた、civil discourse(知的な対話)と呼ばれるジャーナリズムを追求している。

かといって小難しいテーマばかりを扱うわけではなく、政治、経済、ビジネス、スポーツや音楽、芸能など、幅広い時事ネタを、分かりやすく説明してくれる。ポッドキャストやホームページが充実していて、ほとんどの番組を好きな時に聴くことができる。世界やアメリカで話題のトピックを、日本のメディアとは違った視点で学べるのも醍醐味。

ネイティブ向けなので、話すスピードは速いが、iPodやiPhoneならポッドキャストを0.5倍速で再生できる。ホームページに行けば、番組の要約記事や原稿も手に入る。iPhoneやiPad用アプリの出来が秀逸なので、試してもらいたい。

NPR News - NPR
NPR News for iPhone

ボクは、ちょっと遠出をする時に、iPhoneにダウンロードしたTalk of the Nationという報道番組を2倍速で流し、情報収集や記事のネタ探しに使っている。

留学やビジネスで外国人と親しくなるには、言語だけでなく、相手の文化や社会情勢、流行なども理解する必要がある。その点で、NPRは最高の学習教材だと思う。

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2010年11月10日

イラクへ向かう予備兵

地元のアメリカ陸軍予備兵団が、イラクへ配置されるに当たって、送別式が行われた。予備兵たちは、普段は民間人として仕事や学業を営むかたわら、週末になると訓練に参加し、戦争時の招集に備える。

軍事大国のアメリカでは、軍に関する報道が毎日のように流れるが、ボクにとってはこれが初の軍事関連の取材となった。

幼い頃から、日本の学校で平和教育を受けたり、祖父母から戦争体験を聞いたりしてきたことで、軍隊に対してはいいイメージを持っていない。若い兵士の多くが、貧困層からきていることも、アメリカ社会の格差を生々しく反映している。

それでも一人一人の兵士と話すことで、これまで軍人や戦争に対して抱いてきたステレオタイプや偏見から、わずかながら解放された気がする。個々の生い立ちや、未知の戦地に赴く恐怖を聞いていると、遠くのことだと感じていた中東での戦争が、現実味を帯びてくる。

高校を卒業したばかりの元気な19歳の女性兵が、戦地に行くことを次のように例えた。「ジェットコースターに乗る前のような気持ちなの。怖いけど、 乗ったらきっと良かったって思うはず」





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2010年11月8日

念願のiPad

発売前にあれだけ賞賛しておきながら、購入を控えていたiPad (記者の給料というのはみじめなものなのです)。新型が出たら買おうと決めていたのに、昨日、友だちと待ち合わせたアップルストアで衝動買い。

朝の5時までセットアップしていた (夏時間が終わったので、実質的には6時まで!)。起きてからは、すぐにベストバイ (アメリカの大手電化製品店)で、革製のスタンドにもなるケースを買った。

まだ数時間しか使っていないというのに、もはや手放せなくなっている。使っていてこれだけワクワクする製品は、iPhoneそしてPower Book以来である (まずい、ジョブズに完全に虜にされている)。



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2010年11月6日

職業病?


ジムで出会った失業中の男性に、急きょインタビュー。ノートを持ってなかったので、ペーパーナプキンで代用。

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