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在米ジャーナリスト。オレンジ・カウンティ・レジスター紙で地域行政や調査報道を担当。アメリカで数少ない日本育ちの報道記者として、他にも現地の司法や経済、スポーツなど幅広く取材。住宅バブル崩壊が南カリフォルニアに与えた影響を調査したシリーズ記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。

2012年5月28日

ビクタービル戦争最前線


メモリアルデーの週末に、ビクタービルで行われている、北米最大規模のエアソフトガン大会を取材してきた。ライオンクロー作戦シリーズという団体が主催する戦争シミュレーションゲームで、世界中から800人近くの愛好者が集まっている。



戦争シミュレーションゲームを見たのは初めてだが、あまりの凝り方に驚いた。

20年前に閉鎖された、ジョージ空軍基地の住宅地区を貸し切り、無惨に荒らされた160以上もの建物が、市街戦の雰囲気を生んでいる。イラク戦争が真っ最中の頃は、実際に米軍が、同施設を使って訓練を行っていたという。

戦闘服に身を包んだ数百人の参加者が、軍用トラックの荷台に積み込まれて輸送される光景は、本当の軍事訓練にしか見えない。装備にも惜しみなく金をかけており、ほとんどの者がナイフや手榴弾を身につけ、エアソフトなのに、なぜかバズーカを担いでいる兵士も。



アメリカだけあって、参加者の10パーセント程は、現役か退役軍人で、警官も多いらしい。通りには、エアガンを搭載した軍用ジープが行き交い、はてには装甲車までが走っていた。



VIPとして、映画「ブラックホーク・ダウン」に描かれる、モガディシュの戦闘を経験した、ダニー・マクナイト中佐が参加。見た目は単なる痩せたおっちゃんである。

マクナイト中佐

しかし、モガディシュの戦闘では、最も被害の大きかった車輛舞台の指揮官を務め、映画の中では、弾丸の飛び交う市街地を、装甲車に乗って駆け抜けていた。中佐曰く、モガディシュは28年間の軍歴で最もタフなミッションだったそうだ。

「でも悪い日だったとは言わない。兵士たちがやるべきことをやった。我々は最高の仕事をした。犠牲者が10倍でもおかしくはないくらい、難しい仕事だった」という。

そんな中佐に指揮される参加者たちの中には、どう見ても運動不足で、戦場では足手まといにしかならないような太った者、痩せた者たちが、ちらほら見られた。普段はテレビゲームに熱中するオタクも多いらしく、スタッフとして戦闘に参加している、かわいいモデルさんたちと、笑顔で写真など撮っていた。中佐は運動不足の若者が動くのはいいことなどと優しさを見せていたが、これがモガディシュだったら、きっとしばいていたに違いない。



残りの写真はFacebookで。

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