自己紹介

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在米ジャーナリスト。オレンジ・カウンティ・レジスター紙で地域行政や調査報道を担当。アメリカで数少ない日本育ちの報道記者として、他にも現地の司法や経済、スポーツなど幅広く取材。住宅バブル崩壊が南カリフォルニアに与えた影響を調査したシリーズ記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。

2013年10月22日

新しいスタート

12日間の結婚式旅行から戻ってきた。

ホノルルのビーチで式を挙げ、ハワイ島に飛んで数日間のハニームーンを楽しんだ後、日本で二次会を開いた。僕が途中で体調を崩し、ほとんど観光する暇もなく、さすがに奥さんと二人でグッタリしたが、ようやく一段落ついた気がする。

結婚式というのは、ドレスやタキシードを着て浮かれた気分になったり、一瞬の幸せを噛み締めたりする場というよりは、むしろ大切な人たちの前で、これからの長い夫婦生活に対する決意を表明する場なのだと考えていたが、それは間違いではなかった。

今のボクの幸せがあるのも、これまで出会ってきた人々のおかげなのだと感じられた旅だった。

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2013年8月25日

ザッポス

ハワイでの結婚式で履く靴が届いた。アロハシャツに合わせるので、クロックスでも十分。堅苦しい式は性に合わない。

Zapposで靴や服を注文すると、一年間は返品が可能なので、サイズを気にせず手軽に注文できる。お客さんを神のように扱う日本で、なぜこうしたサービスが出てこないのだろうか。

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2013年8月3日

誕生日にドッキリ

今日は、ボスの誕生日を祝うため、オフィスでフラッシュモブを決行した。

彼がいつも仕事中に聞いている「Never Gonna Give You Up」という、いかにも80年代な曲を各自で密かに練習し、突然みんなで歌い出した。前日に思いついたアイディアにしては上出来で、ボスも涙を浮かべて喜んでくれた。



ボクの指導する高校生インターンの撮ってくれた動画


こういうイベントは結果いかんよりも、企画の段階が楽しい。昨日は、仕事中にグループチャットを通じて、みんなで笑いをこらえながら案を練った。

アメリカの職場では、日本のように仕事後にみんなで居酒屋に繰り出すという習慣がない。うちのオフィスも、仕事が終わった者から順々に帰宅していく。プライベートの時間を自由に使えるのは嬉しいが、大学時代にコールの飛び交う飲み会を通じて仲間と絆を深めていった身としては、寂しくも感じる。

ボクが働き始めてから約5ヶ月の間、同僚と飲みに行ったのはたったの1回だけ。それも結局なんだかんだみんな理由をつけて脱落し、5人しか集まらなかった。

今回のフラッシュモブは、そんな同僚たちとの距離を一気に縮めてくれた。

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2013年5月18日

廊下にあふれる新顔

オレンジ・カウンティ・レジスター本社の廊下を歩いていると、新しく雇われた社員の顔写真が目に飛び込んでくる。久しぶりに本社に立ち寄ったら、僕の写真もちゃんと貼られていた。

レジスター報道局の廊下に張り出された新社員の写真。最初は中央の額の中だけだったのが、増えすぎてしまったのだという。
僕の写真は、目立つ角に貼られていた。坊主にした直後に撮られてしまったので、余計に若く見える。
親会社が多額の借金と不況のあおりを受けて破産したレジスターは、昨年の7月に39歳の投資家、アーロン・クシュナー氏に買収された。グリーティングカードのビジネスで財を築いたクシュナー氏は、新聞業界の常識をくつがえす戦略で、レジスターの復興に取り組んでいる。

その一つが報道、つまりは製品への投資だ。レジスターはこの一年未満で、報道局だけでなんと100人以上もの記者やカメラマン、デザイナーを雇い、業界で注目を浴びている

新聞離れは、何もインターネットの普及だけが原因ではない。市民のニーズに応えるようなコンテツを提供してこなかったジャーナリスト側にも問題がある。それに加えて記者の削減は、新聞の質の低下を招いた。一時は380人に達したレジスターの報道局も、10年間で180人にまで減った。これでは購読者を失っても仕方がない。

他では得られない質の高い情報を提供すれば、読者はお金を払ってくれるというシンプルな発想に基づいて、今のレジスターは運営されている。ジャーナリズムにお金をかけてくれる新聞で働きたいと、レジスターには全米から記者たちが集まるようになった。

他紙の記者と話をすると、レジスターが膨れ上がった人件費を補うだけの収入を得られるのかという疑問の声を耳にすることも多い。でも彼らも、ジャーナリストとしては、僕らの取り組みが成功してほしいと心の底では願っているようだ。

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2013年2月22日

転職と引越し

突然の報告になってしまうが、月曜日から新しい新聞社で働き始めた。

実は昨年の十月に、高校と大学で同級生だった日本人女性と入籍し、彼女が仕事に就きやすい環境を求めて、ビクタービルを離れる決意をした。

新しい職場は、オレンジ・カウンティ・レジスター (OCR) というオレンジ郡の大手日刊紙。オレンジ郡はロサンゼルス郡に隣接し、日本人や他のアジア人が多く住む。

僕は、郡の南部に位置するランチョ・サンタ・マルガリータという市の担当記者として雇われた。OCRの本社はサンタアナにあるが、僕は普段はレイクフォーレストにある南部オフィスで働く。

五年間勤めたデイリープレスを離れるのは寂しいが、小さな新聞でやれることはやりきったという思いはある。

他紙がコスト削減に躍起になり、インターネット戦略に精力をつぎ込む中、OCRはたくさんのジャーナリストを雇い、「紙」製品の品質向上に投資する道を選んだため、業界から注目を浴びている。新聞の救世主になるかもしれない取り組みに関われることに、今からワクワクしている。



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