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在米ジャーナリスト。オレンジ・カウンティ・レジスター紙で地域行政や調査報道を担当。アメリカで数少ない日本育ちの報道記者として、他にも現地の司法や経済、スポーツなど幅広く取材。カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞、オレンジカウンティ記者団協会の調査報道賞などを受賞。ジャーナリズムコンテストの審査員を務め、アメリカの大学生や高校生にライティングやジャーナリズムの指導も行う。

2014年11月2日

本当に日本人はマナーが良いのか

ハロウィン後の渋谷がゴミだらけだったと、ツイッターで話題になっている。


でも、これを読んでも驚きはない。東京はゴミが落ちていなくて綺麗だとか、日本人は礼儀正しいと言われるが、僕は少し違った視点で見ている。

日本人のマナーが良いのは、必要以上に他人の目を気にする、「空気を読む」文化の裏返しである。

周りがゴミを拾っていると、自分も拾わなくてはならないという罪悪感や気まずさにかられ、次第に全員がゴミを拾い出す。他の人が列を作っていると、それに合わせて並び出す。逆に、そうした雰囲気に合わせようとしない人には、白い目が向けられる。

もちろん中には、本当に自分の信念に従い行動する人もいる。大抵の場合は、そうした人がリーダーとして、雰囲気を作り出すのである。W杯で日本サポーターがゴミを拾うのも、集団メンタリティがうまく機能したからであろう。

逆を返せば、ゴミを拾わなければならない雰囲気やルールがなければ、誰も拾わない可能性があるのも日本社会。街中で困っている人がいても、誰も助けようとしない光景を何度も見てきた。

今回のハロウィンも、新しいイベントゆえに、街としてゴミを落とさせないような雰囲気作りができていなかったのではないか。周りがみんな平気でゴミを落としているし、誰も拾っていないから、まあいっかと思ったのだろう。

日本とは、良くも悪くもノリに身をまかせる国なのだ。

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