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在米ジャーナリスト。オレンジ・カウンティ・レジスター紙で地域行政や調査報道を担当。アメリカで数少ない日本育ちの報道記者として、他にも現地の司法や経済、スポーツなど幅広く取材。カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞、オレンジカウンティ記者団協会の調査報道賞などを受賞。ジャーナリズムコンテストの審査員を務め、アメリカの大学生や高校生にライティングやジャーナリズムの指導も行う。

2015年9月21日

記者らしく夜も働いてみました

やはり土曜日のオフィスは、ひっそりとしている。

昨日から3ヶ月間の休日出勤が始まり、そう感じました。うちの報道局では、フルタイムの記者に、2年に一度くらい週末シフトが回ってきます。Breaking news(速報)かgeneral assignment(一般報道)かを選んで、土曜か日曜のいずれかに働きます。事件は毎日起こり、新聞も365日休みなく発行されるです。

僕は以前にも担当した、土曜夜の速報を選びました。

独身の時は何の苦にもならなかった、というより他の人が働いている平日に休みを取れる優越感にひたることができた週末シフト。でも、結婚してからは、奥さんと貴重な休みが合わないというのは不都合極まりないです。ちょっとした泊りがけの旅行などに行きづらくなります。ビール好きの奥さんを、各地のオクトーバーフェストに連れて行ってあげられないのが残念。

普段は200人近くが働く報道局オフィスですが、土曜日は数えるくらいしか出勤していません。報道記者はぼく一人。だだっ広いフロアに島型に並べれたデスクの一つを選んで、ポツンと座って作業します。新聞業界の将来を不吉に表さんとばかりに照明が暗いのが気になります。


僕の役目は基本的には電話番。3時間に一回くらいオレンジカウンティ各市の警察署と消防署に電話をかけて、事故や事件が起きていないかを確認します。大事件の際は、自宅待機している記者を現場に向かわせます。あとはツイッターやフェイスブック、交通機動隊の情報サイトをチェック。

この日は午後2時からシフトがスタートして、大事もなく夜を迎えました。Pacific Coast Highwayの交差点で信号が切れて渋滞、ラグナヒルズのガソリンスタンドで車から出火、高速57号で衝突事故といった小さな記事をレジスターのブログに載せました。

ところが9時過ぎになって、サンタアナで銃撃事件、コスタメサのコンビニで強盗が発生。グーグルマップで調べると、強盗事件が起きたのは、行きつけのラーメン山田屋の近くではないですか。電話越しに警察から話を聞いていると、あまりリアリティが湧かないのですが、よく知っている場所だと急に身近に感じるものです。

結局、定刻の11時をとうに過ぎてから帰路に着くことに。車の中で、明日は奥さんと山田屋にラーメンを食べに行こうと決めました。

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