自己紹介

自分の写真

在米ジャーナリスト。オレンジ・カウンティ・レジスター紙で地域行政や調査報道を担当。アメリカで数少ない日本育ちの報道記者として、他にも現地の司法や経済、スポーツなど幅広く取材。住宅バブル崩壊が南カリフォルニアに与えた影響を調査したシリーズ記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。

2016年12月28日

日本とアメリカ、ここが違う! お正月編

年末のこの時期になると東京が恋しくなります。

忘年会やクリスマス、大晦日、お正月、新年会とイベントが目白押しな都会の雰囲気は、オレンジ郡のような郊外では味わえません。12月でもTシャツと短パンの南カリフォルニアでは季節感もありません。

日本とアメリカではクリスマスの祝い方が違うことを書きましたが、お正月の重みや過ごし方も国によって異なります。今回は日本人がびっくりするアメリカのお正月習慣を紹介します。

LAユニバーサルスタジオで新年カウントダウン後に打ち上がる花火。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年12月26日

カリフォルニアで嗜好用大麻が合法化 専門家に実態を聞きました

追記:日本の大麻取締法は国外でも適用されるので、日本人がカリフォルニアやコロラドなどで大麻を所持しても罰せられます。

ドナルド・トランプ氏の勝利に世界中が驚愕した11月8日の選挙。カリフォルニア州の住民は、もう一つの大きな選択を迫られました。

すでに医療目的での使用が認められている大麻の娯楽使用を認めるか否か。住民投票の結果、57パーセントが賛成で州法修正案第64号は承認されました。全米では4州目ですが、最大の人口を誇るカリフォルニアが加わったことで、他州にも影響を与えるのではないかと言われています。

日本では芸能人が逮捕されてよく耳にする大麻ですが、一般人はその実態についてほとんど知らないのではないでしょうか。かくいう僕も、「大麻=マリファナ」だと知って驚いた一人です。日本のメディアでは、コカインや覚せい剤などと同等の違法薬物として厳しく取り締まられる大麻ですが、アメリカでは以前からかなり広く使用されていたからです。

2014年の調査では、2220万人もの人が過去1ヶ月に大麻を使用したことがあると答えています。僕が大学時代に留学していた時も、周りに吸う人が当たり前のようにいてびっくりしました。過去の使用を認めているオバマ大統領は、大麻はタバコやアルコールと同じように規制されるべきだと最近のインタビューで話しています。

多くの日本人が住むカリフォルニアで合法化された大麻ですが、いつ、どこでも吸ってもいい訳ではありません。しばらくはお店で買うこともできません。

今回は、その複雑な規制を理解するため、メインストリームの新聞では珍しい大麻担当記者を務める同僚ブルック・スタッグスに話を聞きました。彼女は州法修正案第64号が通ってから、カリフォルニア中のテレビやラジオから引っ張りだこになっている、まさにこの分野のエキスパート。素人にもわかりやすく、大麻合法化の実態について語ってくれました。

オレンジ・カウンティ・レジスターで大麻問題を取材する同僚ブルック・スタッグス

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年12月25日

日本とアメリカ、ここが違う! クリスマス編

毎年この時期になると、アメリカ人とこんな会話を交わします。

アメリカ人:「日本でもクリスマスをお祝いするの?」
僕:「うん」
アメリカ人:「クリスチャンが多いんだね」
僕:「いや、クリスチャンは人口の1パーセント以下。しかも日本ではカーネル・サンダースがサンタクロースなんだ」
アメリカ人:「・・・・」

キリスト教大国のアメリカではもちろん、日本でも国民的行事となっているクリスマスですが、その祝い方は国によって大きく異なります。僕もこっちに来た当初は違いに驚いたものです。

今回は、日本人がびっくりするアメリカのクリスマス習慣トップ3を紹介します。

近くのKFCにカーネル・サンダースおじさんが来てくれた時に記念撮影。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年9月6日

自分の娘が甲子園練習に参加できないと言われたらどうしますか?

ちょっと前に話題になった、女子マネージャーの甲子園練習への参加問題。

試合前のグラウンド上で、女子マネがノッカーにボールを渡すのが危険だと判断され、大会本部から制止されたといいます。

さすが日本の部活動。時代錯誤の甚だしさは、もはや歴史遺産に認定して差し上げたい。

これ、僕の娘がマネージャーだったら、たまりませんよ。二度と甲子園なんて見ないでしょうね。大会役員の皆さんは、自分の娘や孫娘がマネージャーだったら我慢しろと諭すんですかね。

アメリカでも、女性兵士の戦闘参加で同じような議論が起きました(もちろん戦争とスポーツでは次元は違いますが)。結局、アメリカ軍は、すべての戦闘任務を女性兵士にも解禁しました。

女性兵士全員が戦闘に参加できるというのではなく、男性兵士と同じように訓練や試験をパスする必要があります。

確かに女性は、平均的には男性よりも筋力は劣っています。でも男性よりも野球の上手い女性は山ほどいます。硬球が当たって危険なのは、男女ともに変わりません。

個人を能力で判断するのが平等というものです。彼女たちよりもヘタな男子部員が何の疑問も持たれずに練習参加できるのに、「女だから危険」という理由だけで女子マネをグラウンドから追い出すのは、差別以外の何物でもない。何も試合に出ると言ってるわけじゃないんですよ。

そして大会役員さんたちが知恵をしぼって出した答えがこれ:
竹中事務局長は「試合に出場できない女子に負傷のリスクを負わせるのはどうかという意見が大勢だった」と説明した。
まさに余計なお世話です。こういう発想が女性の社会進出を阻んでいるんでしょうね。

早く誰もが好きなことをやっても文句を言われない社会にしましょう!

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年9月5日

アメリカでスポーツをしたい人は、市のリーグがオススメですよ

またソフトボールを始めました。

今回はアーバイン市主催のリーグに参加。アーバインの高校スポーツ界で知らない者はいないと言われる同僚記者ティムが監督を務めるチームに加えてもらいました。もともとアーバインの新聞記者たちで構成されていたので、ひねりを加えてMisprntsというチーム名です。(ミスプリントという単語をわざとミススペル)

毎週日曜日の夜に、市営のハーバード公園で試合が行われます。僕らのリーグは男女混合なので、普通のソフトとは少しルールが異なります。主な違いは、
  • 投球がスローピッチ(山なりボール)
  • 守備は最大十人。各チーム最低女子が四人守備につかなくてはならない。
  • 攻撃では男女が交互に打つ。
  • 男子が柵越えホームランを打つとアウト。
  • 男子へのストレート四球は2塁まで進塁。

このルールで試合を行うと、レベルの異なる人が混じっていても、みんなが楽しめます。うまく考えたものです。しかも参加している女子のレベルがなかなか高い。みんな高校でソフトをやっていたような人ばかりです。

僕が初めて参加した夏リーグでは、見事に優勝を果たして、記念のTシャツを手に入れました。先週始まった秋リーグも、王者の貫禄を見せつけ初戦を勝利で飾りました。
秋リーグ初戦を勝利で飾った後に、新着の優勝記念Tシャツを着てチームで記念撮影。Misprntsはアーバイン市で最も長く継続している由緒あるソフトボールチームなのです。
アーバイン市には、ソフトボール以外にもバスケットボール、サッカー、テニスの成人リーグがありますので、現地の人と一緒にスポーツをしたいという人にはオススメです。チームがなくても、フリーエージェントとして登録すれば、どこかのチームに加えてもらえます。(市のスポーツリーグへのリンクはこちら

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年8月16日

首都当てクイズに日本の威信をかけて参戦しました

オリンピックにちなんで、職場で週に何度かゲーム大会が開かれています。

フリースローやPK、パッティングなどで、勝者には編集局長から酒屋のギフト券がプレゼントされます。

僕も「世界の首都当てクイズ」という地味な種目に参加。

こう見えても大学受験で地理を選択していた(自称)国際派であるため、新聞社とはいえど世界情勢に疎いはずのアメリカ人には負けないとの自信で臨みました。

とはいうものの、受験からは10数年のブランクがあるので、トイレにこもって密かに直前練習。スマホで首都リストを見てみると、驚くくらい忘れているではありませんか。しかも英語名と日本語名は必ずしも発音がマッチしていない。これはやばいと焦り、とりあえず有名どころだけ必死で暗記しました。

決戦に参加したのは6人。数十人のギャラリーが見守る中、僕はすかさず勝者の選ぶ中央レーンを陣取りました。アメリカでは勉強ができるというステレオタイプでならすアジア人の参戦に、周りは臆したことでしょう。



このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年8月15日

アメリカって妊婦さんやママに優しいんです

奥さんが妊娠9ヶ月目に突入しました。

大きなお腹で階段の上り下りすら辛いというのに、車を運転して職場に通い、フルタイムで仕事をこなしています。妊娠・出産本を読むと、アメリカではそれが当たり前になっているようで、この時期の女性の苦労がひしひしと伝わってきます。

ただ、そんな中でもなんとかやっていけるのは、こっちの人が妊婦さんにとても優しいから。



このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年7月14日

LINEがアメリカで流行らない理由

日本では今やおじいちゃん、おばあちゃんから子どもまで利用しているLINEが、米国時間の明日に日米同時に株式上場します。

今年最大のテック系会社のIPOということで、シリコンバレーやウォール街が注目しているようです。ただし、全世界で2億1800万ものアクティブユーザーを持つLINEも、一般米国人における知名度はほぼゼロです。未だにアジア人以外で使っている人に会った記憶がありません。

その大きな原因は、LINEのウリとも言えるスタンプがウケないから。絵文字はEmojiとして大ブレークしましたが、日本人にカワイイともてはやされるコニーやブラウンといったキャラの良さは理解されないのです。(ちなみに英語では、スタンプではなくステッカーと呼ばれます)

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年7月12日

今アメリカは近所も職場もモンスターだらけ。全米で話題のPokémon Goブーム。

日本が参院選に揺れる中、アメリカではわずか数日で社会現象を巻き起こす凄まじいスマホゲームが発売されました。

その名もPokémon Go。かつて大ヒットしたポケモンの最新作です。

グーグルのスピンオフとして始まり日本人も参加するNiantic社が開発したこのゲーム。スマホのカメラを通して現実の景色に現れるポケットモンスターを捕まえることができます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年1月18日

ネイティブに勝つために必要なのは英語ではありません

以前、相手に興味を持つこと、話に耳を傾けることの大切さについて書きました。僕は仕事を通じて、これを日々実感しています。

ジャーナリストにとって、情報源との信頼関係を築くことは最も大切なスキルの一つ。時にはスクープにつながるような情報を得られることもあります。僕は司法担当として裁判所に入り浸っていた3年間、普段の何気ない会話を通じて、弁護士や職員との強い信頼関係を築くことができました。(ただし、公正な記事を書くことは更に大切です。)

といっても、機知に富んだジョークを飛ばしたり、相手が聞き入るような面白い話をしたりしたわけではありません。僕はただ相手の話を聞いていただけでした

このエントリーをはてなブックマークに追加