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在米ジャーナリスト。オレンジ・カウンティ・レジスター紙で地域行政や調査報道を担当。アメリカで数少ない日本育ちの報道記者として、他にも現地の司法や経済、スポーツなど幅広く取材。住宅バブル崩壊が南カリフォルニアに与えた影響を調査したシリーズ記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。

2017年2月11日

英語で会話を弾ませる秘訣 その2

外国人たちと食事や飲みに行って一人会話に入れなかった、そんな経験はありませんか?

よく日本人から愚痴として聞いたり、相談を受けたりするシチュエーションです。日本でのように友好関係を広げられなくて海外嫌いになってしまった人を、これまでに何人も見てきました。

以前に英語で会話を弾ませるには相手に話続けてもらえばいいと書きました。でも、やっぱり自分も気の利いたことの一つや二つを言って相手に喜んでもらいたいもの。

そのために必要なのは何か?

共通の話題です。

アメリカに来る日本人留学生や駐在員と接していて気がつくのですが、あまりに現地に関する知識がない人が多い。会話を広げられるだけのネタがないのです。

例えば、初めて会った人と出身地の話になった時、相手がアーカンソー州から来たと言って、それがどこにあるのか全く知らないのと、行ったことあるよと答えるのでは、その後の会話が大きく変わってきますよね。

「私はアーカンソーで育ちました」
「おお、私はテネシーに2年間住んでいました。南部の人は温かくて素敵ですよね」
「テネシーですか。私はメンフィスから車で30分くらいの街の出身ですよ」
「私はメンフィスには行ったことはないのですが、メンフィスといえば音楽ですよね。あなたの街でも音楽が盛んなのですか?」

こういう会話を交わすには、まずアーカンソーがアメリカ南部にあり、メンフィスがテネシーとアーカンソーの州境にあってブルースやゴスペル、ロックンロールなどの発祥地だと知っていなければなりません。

アメリカに住む日本人の多くがインターネットなどで日本のテレビ番組やニュースを見て生活しているため、現地人との情報ギャップが激しいのが現実です。日本のテレビを全く見ていない、AKBやSMAPが何だか分からない外国人がなかなか日本に馴染めないのと同じこと。

ちなみに日本ネタは、アメリカではあまり使えません。イチローや錦織選手を知っているアメリカ人はスポーツ好きに限られますし、ジブリやベイビーメタル、PPAPもニッチな人気です。

英語がペラペラな日本人(例えば帰国子女)の中にも、外国人と話すと疲れるという人がいますが、その原因の一つが共通の話題の少なさです。日本人同士でも興味がかけ離れている人とは話が続かないですよね。

私は記者として、日々さまざな人種、民族、職種、年齢の人と接します。ほとんどは初対面です。その中で私はどんな相手とでもスムーズな会話やインタビューができるよう、浅くても広い知識を身につけるよう心がけてきました。

次回は、ネタの引き出しを増やすために私が実際に使っている情報収集のコツを紹介しようと思います。

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